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知っておきたい子犬のしつけ

子犬のしつけをはじめる前に

ダメな犬ってどんな犬?

ダメな犬ってどんな犬?

犬の“問題行動”という言葉は、今や一般的に知られるようになりました。やたらと噛む、ムダ吠えをする、しつけたことが守れないなど、人間社会に上手に適合できない犬は「問題あり」と判断され、最悪の場合、飼い主さんや周りの人にケガをさせてしまうなど、トラブルに発展してしまう可能性もあります。

でも最初から問題を起こす“ダメな犬”なんて、本当にいるのでしょうか? 答えは「NO」です。
人間の子供のしつけの場合、親や周りの大人は最も有効な時期を逃すまいとします。子犬のしつけも同じです。しかし、子犬にしつけをする前に、まず行わなければならないことがあります。

しつけの前に環境を整える

しつけの前に行う大切なことはふたつあります。ひとつは“人から見た環境整備”です。壊されたり汚されたりしては困る高価なものや大事なもの、かじられると火事になるなど危険なものは子犬のそばに置かないことです。子犬にとっては何が危険なものか大事なものかの判断はつきません。
もうひとつは“犬から見た環境整備”。これは犬の習性を考え、犬の欲求に応えるためのもので、かじる・なめる・掘るなどの犬の本能を満たすことです。つまり、かじってもよいおもちゃを用意したり、適切な運動など、身体的欲求を満たすことと、飼い主以外の人間にもかまってもらえる状況など、社会的欲求を満たすこと。
以上のふたつはしつけをする上での大前提となるものです。これができていないと、問題行動の引き金となりますので、必ず守ってください。

犬にとって意味のわからないこと!?

犬にとって意味のわからないこと!?

昔は犬は家の外につながれ、知らない人が来たら吠える『番犬』であるのが一般的でした。飼い主との関係も、今のように密接ではなく、一日中つながれてフードを与えられるだけの犬も少なくありませんでした。

でも、現在の犬は家族の一員、人間社会の一員として認められるようになりました。それ自体はとても喜ばしいことですが、犬は人間や他の犬とよい関係を築くために、社会性を持つことが求められています。
例えば“マテ”や“オスワリ”などといったしつけは、本来、犬社会の中には存在しなかったものです。つまり犬にとっては意味のない号令であり、なぜそんなことを覚えなくてはならないのか、犬は理解していません。犬にしつけをすることは、あくまでも人間側の都合です。
ですから、しつけをする際に上手にできたら“ごほうび”を与えることはとても重要なこととなります。ごほうびとはとっておきのおもちゃで遊んであげることや、食事とは違う犬用のフードやおやつなど好物をを与えながら、「えらいね」「よくできたね」といって褒めてあげることです。

一度覚えたことも復習が大事

しっかり覚えたはずのことも、その号令をしばらく実行しないでいると、犬は忘れてしまいます。
これは人間でも同じことですね。何度も教えて、完璧にできるようになったと思えることでも、定期的に復習させましょう。

社会に慣れる訓練を始める時期

社会に慣れる訓練を始める時期

子犬が社会に慣れるための訓練を始めるのは、どのくらいの週齢が適切なのでしょうか?
老若男女さまざまな人間に慣れる、他の犬や動物と上手に接することができる、車の往来やクラクションに怯えることがないなど、子犬がさまざまな刺激に対して怖がることなく対処できるようになるためには、生後12~14週齢までが重要な時期ということが、さまざまな研究でわかっています。

これは「生後12週から始めましょう」ということではなく、12~14週齢になる頃には、すでに社会化訓練がほぼ完成していて、復習をしている状況であることをさします。
子犬はワクチン接種を済ませるまで外には連れ出せませんが、現在では子犬が社会に慣れるための訓練をよりよい時期にスタートさせられるよう、生後4週齢くらいから接種できるワクチンもできています。獣医師とよく相談して時期を決めてあげましょう。
家に来る前の環境(ブリーダーさんのところなど)でどのような環境に置かれ、物音や人間、他の犬などと、どのように接してきたかを聞いて知っておくことも、社会に慣れるための訓練を始めるにあたって参考になるものです。
また、この時期の犬は感受性が強いわけですから、叩いたり、おどしたりして、厳しく叱りすぎると、恐怖のあまり咬むことを覚えて逆効果になることもあります。
気をつけましょう。

ここでご紹介しているのはあくまでも一例です。ドッグトレーナーさんや動物病院の先生の指導のもと、それぞれの犬にあった方法でトレーニングを行ってください。

 

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