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飼い主のみなさま

猫の病気:慢性心臓病について

あなたの猫にこんな症状はありませんか?

よく水を飲む・おしっこの量や回数が増えた・食欲がなく、やせてきた・寝てばかりいて、元気がない・食べ物をもどす・毛づけが悪くなった

7歳以上の猫は要注意!
腎臓が70~80%以上の機能を失ってはじめて症状が出てきます。定期的な健康診断を受けましょう。

腎臓ってどんな臓器?

腎臓は、1対の臓器で、”体の中を健康な状態に保つ”ために仕事をしています。
特に大切なのは、腎臓では体の血液をろ過して、おしっこがつくらられることです。
このおしっこの中には体にとって不必要な老廃物が排出され、体の中に毒素がたまらないようにしています。
肉眼では確認できませんが、腎臓は”ネフロン”と呼ばれる単位が集まってできています。そして、腎臓の主な働きはこのネフロンで行われるのです。

腎臓ってどんな臓器

腎臓の主な働き

腎臓の主な働き

慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)とは?

一部のネフロンが何らかの原因で壊れると、他のネフロンはその分も働こうと無理をして自らも壊れていきます。こうして働けるネフロンの数が少しずつ減り、腎臓の機能が低下していくことを慢性腎臓病といいます。
一度壊れたネフロンは元には戻らないので、慢性腎臓病は完全に治すことは出来ませんが、食事の改善、お薬などで病気の進行を遅らせる事が出来ます。

発症
どの年齢の猫にも発症する事が考えられますが、7~8歳くらいから増加し、発症率は10歳で5%、15歳で15%、であると報告されています。

原因
多くの原因が考えられ、明確にすることが難しい場合が多いです(腎臓の炎症、腫瘍、先天的異常、細菌やウィルス感染などの全身性の疾患など)。

*近年、現疾患を問わず、腎機能が低下した疾患を慢性腎臓病と呼び、特に腎臓の機能が著しく低下した状態を腎不全と呼びます。

症状がなくても慢性腎臓病は進行しています

慢性腎臓病では、壊れたネフロンがあっても健康なネフロンがその分も働いているため、なかなか猫には症状があらわれません。ネフロンは1度壊れると再生しません。飼い主さんが気付くような症状が出る頃にはすでに腎臓機能の75%が失われていると言われています。

症状がなくても慢性腎臓病は進行

慢性腎臓病の症状の多くは病気が進行している状態でみつかります。

慢性腎臓病でみられる症状

  • よく水を飲む
  • 下痢
  • 骨が弱くなる
  • おしっこに行く回数が増える
  • 体重減少
  • 口臭
  • 毛づけが悪い
  • 昏睡状態
  • 食欲不振
  • 胃炎
  • 失明
  • 嘔吐
  • 貧血
  • 脱水症状

慢性腎臓病は猫が元気に見えてもすこしずつ確実に進行しています。

 

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